2010年10月06日

ストレスに対するバコパの影響

急性ストレス、慢性ストレスを与えたラットにバコパ、またはアメリカ人参を与えてその影響を調べた論文。
測定項目は、血中コルチコステロン濃度と脳内のノルアドレナリン、セロトニン、ドーパミン濃度。

両ストレスを与えられたラットの血中コルチコステロン濃度は上昇したが、体重1kgあたり40, 80 mg/kgのバコパの経口投与で、体重1kgあたり100 mgのアメリカ人参の経口投与でその上昇は打ち消された。

急性ストレスによって、脳皮質と海馬のセロトニン濃度は上昇し、ノルアドレナリン濃度は減少した。ドーパミン濃度は皮質で上昇し、海馬で減少した。
バコパの投与でセロトニン濃度とドーパミン濃度は通常レベルに近づいたが、ノルアドレナリン濃度は変わらなかった。アメリカ人参投与はすべてを標準レベルに戻した。

慢性ストレスによって皮質、海馬のセロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン濃度はいずれも減少した。慢性ストレスをかける前のバコパとアメリカ人参の投与によって、皮質ではセロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンの濃度が上昇し、海馬ではセロトニンとノルアドレナリンの濃度が上昇した。

以上の結果から、バコパにはストレスによって引き起こされる血中コルチコステロン濃度の上昇と脳内神経伝達物質の変化を小さくする働きがあることがわかった。


Effect of Bacopa monniera on stress induced changes in plasma corticosterone and brain monoamines in rats
Naila Sheikha, Ausaf Ahmada, Kiran Babu Siripurapua, Vijaya Kumar Kuchibhotlaa, Satyawan Singhb and Gautam Palit
Journal of Ethnopharmacology
Volume 111, Issue 3, 22 May 2007, Pages 671-676



posted by 大前伍長 at 10:00 | 茨城 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | ハーブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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