2012年06月24日

カプサイシンの摂取が脳内アドレナリン濃度を上昇させる

ラットにカプサイシンを投与して体重、血糖値、中性脂肪、コレステロール、脳内アドレナリン(エピネフリン)濃度への影響を調べた論文がある。

肥満ラットに対するカプサイシン投与が体重減少とエネルギー消費に及ぼす効果
八木 典子1), 野口 聡裕1), 岡田 彩1)
日本栄養・食糧学会誌
Vol. 53 (2000) No. 5 P 227-231

ここでは脳内アドレナリン濃度についてのみ触れる
↓参考文献より引用
カプサイシン.jpg

6週齢と44週齢のラットに市販飼料を8週間与えたものがそれぞれの一番左1
市販飼料を4週間与えた後4週間カプサイシンを補給した物が左2
高脂肪食を4週間与えた後市販飼料を4週間与えたものが左3
高脂肪食を4週間与えた後4週間カプサイシンを補給したものが左4

左1と左2の関係は通常状態へのカプサイシン投与の影響を見るための比較対象
左3と左4の関係は肥満状態へのカプサイシン投与の影響を見るための比較対象
左1と左3、左2と左4は栄養状態の違いの影響を見るための比較対象

それぞれ比べると、高脂肪食とカプサイシンいずれもアドレナリン濃度を高めているが、高脂肪食+カプサイシンでかなりの上昇を示している。

アドレナリンの作用↓(Wikipediaより)

交感神経が興奮した状態、すなわち「闘争か逃走か (fight-or-flight)」のホルモンと呼ばれる。動物が敵から身を守る、あるいは獲物を捕食する必要にせまられるなどといった状態に相当するストレス応答を、全身の器官に引き起こす。
運動器官への血液供給増大を引き起こす反応
心筋収縮力の上昇
心、肝、骨格筋の血管拡張
皮膚、粘膜の血管収縮
消化管運動低下
呼吸におけるガス交換効率の上昇を引き起こす反応
気管支平滑筋弛緩
感覚器官の感度を上げる反応
瞳孔散大
痛覚の麻痺
勃起不全

興奮すると分泌されるため、例えば喧嘩になった時に分泌され、血まみれや骨折の状態になっても全く痛みを感じないケースもある。

-------引用ここまで---------

ということで、カプサイシンの摂取が神経伝達物質の濃度に影響をおよぼすということは当然精神活動への影響や体への影響も出てくるわけですね。
長期にわたって摂取し続けると精神活動にどんな影響がでるか興味があります。




posted by 大前伍長 at 00:34 | ハノイ | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・栄養 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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