2012年06月26日

大東亜戦争カラー映像





・米国国力の過小評価
主に陸軍だと思われるが、米国の国力を過小評価していた。当時の日本海軍は米英と並ぶ力を持っていたが、保有兵力の話であって国の生産力等が考慮されていなかった。また、開戦に積極的だった陸軍はというと、兵器が時代遅れで対中戦では有利に展開していたとしても、準備が整って反転してきたアメリカ、ソ連相手では全く歯が立っていない。米側の反転攻勢以降唯一米側のほうが被害が大きかったという硫黄島でさえ、死者数は日本が3倍以上である。

戦争が長引くに連れて米国は兵器を大量に生産して投入してくる。この戦争に勝つには短期決戦しかなかった。真珠湾を先制攻撃して敵の空母を壊滅させることで、一気にたたみこもうとした。しかし、真珠湾攻撃での空母撃ち漏らし、ミッドウェーの主力空母損失でもはや絶望的な状況となる。


・統帥権の干犯
軍部が統帥権を盾に暴走した。実際に天皇の意見を聞いたわけでもない。
軍が政治に口出しできるのに対して、政治が軍を抑えようとすると統帥権バリアーを使って跳ね返すのである。これは軍が天皇の意思を無視して利用したことになり、軍による主権侵害だと思う。


・外交
対中戦を終えること無く泥沼化させ、それに干渉してきた米国(中国の利権を狙っていた)と衝突する。
どこでやめておくべきだったとかは専門家ではないのであまりよくはわからないが、素人の考えでは米国とぶつかる気配があった時点で引くべきだったのではないかと思う。


・英霊の魂
戦争終結の話が幾度と無く出てくるが、その時に持ち出されるのが
「ここで終わっては今までに死んでいった英霊たちに申し訳ない」
というもの。意味がわからない。
絶対勝てる状況で中途半端に終わらそうという話が出てきたなかでそういう話を出すならわかるが、どう考えても勝てない状況でこの発言をして戦争を長引かせた罪は大きい。


・稚拙な作戦
ミッドウェー以降、日本軍の稚拙な作戦が目立ち始める。
満足な装備、食料も無い中数万人の兵隊を敵中に放り込む。補給路は確保できていないので兵は飢え、病気などに苦しむことになる。戦線が拡大しすぎたのも原因。
無謀な行軍も目立つ。行軍だけで莫大な死者を出している。

情報が駄々漏れだったり、空母艦隊の指揮官が水雷屋だったりおかしなことは多い。


・米国の罪
むちゃくちゃな内容のハル・ノートを突きつける

戦争を早く終わらせるためならどんな手を使ってもいいという方針で無差別爆撃を繰り返す。民家を焼くために焼夷弾を使う。原爆を投下する。
勝てば官軍。何百万人の市民を殺しても勝てば罪に問われない。
「おかげで早く終わって死者も少なくすんだんだしいいじゃないか」は?である。
本当に少なくすんだのか疑問。そもそも原爆を落とさないなら無差別爆撃を続けていたという仮定の上での「少なくすんだ」であるという点がもうおかしい。
バターンの行進が罪に問われて無差別爆撃が問われない不公平さ。


・天皇の聖断
ポツダム宣言受諾をめぐって国体がどうのこうのとまとまりのない御前会議で天皇が受諾を決めさせた。これは異例のことである。天皇に御前会議での発言権はなかったようなものだから。


大東亜戦争、アジアの解放というスローガンは後付けであるとしても、現地で戦っていた兵隊さんはそのつもりで戦っていたのだし、結果としてアジアの植民地支配は終焉をむかえたという事実はある。



posted by 大前伍長 at 23:13 | ハノイ | Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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