2012年07月01日

国立病院の勤務医 給与削減に反発民間への医師流出を懸念

国立病院の勤務医 給与削減に反発民間への医師流出を懸念

一般公務員の様に民間との比較が難しい場合はともかく、明確に民間と比較しうる国立の大学職員や病院職員の給与は民間よりもすでに低い。それをさらに削ろうというのだ。
優秀な研究者は日本を離れ、医師は民間病院へ流出していく。


医療の現場はすでに崩壊しかかっている。
診療報酬制度という市場を無視した価格決定のために病院は経営が成り立たない。国立病院が赤字なのも当然だろう。国立ゆえに民間ではできない高度な医療を採算を無視してでも導入する必要があるうえに、診療報酬制度によって収入は限られている。

医師の勤務は過酷を極め、疲労が蓄積している状態。さらに医療ミスで簡単に訴えられてしまうリスクも負っている。命を預かる職業。それへの尊敬の念が最近の日本では足りない。

もし、国立の医師が民間に流出しようとしたところで経営が逼迫している民間にそれを受け入れることができるかどうかも怪しいところである。結局多くの医師は開業せざるを得なくなる。
勤務医が減って開業医が増えるとどうなるかというと、特に影響を受けるのが救急だろう。夜間病院に行っても専門医がいない。受け入れができないという自体が多発することになる。救急車の搬送先がなかなか見つからないのもそこに原因があるのではないかと思う。

医療費がかさばるから職員の給料を削ればいいという方針で進んできた結果である。
ちなみに美味しい思いをしているのが製薬会社、医療機器メーカーあたりである。
要は献金できる企業が美味しい思いができるような政治が行われているのである。



posted by 大前伍長 at 19:16 | ハノイ ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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