2016年07月15日

バイオエタノールのわしの展望

限りある化石燃料、増加する大気中の二酸化炭素(温暖化の原因になっているとは限らない)を減らすことに貢献するバイオエタノールであるが、現状ではサトウキビやらとうもろこしなどの当分豊富な作物から作られているのがほとんどである。ちなみに日本では到底国内の需要を賄うほど作られているはずもなく、輸入に頼っている。これは国のエネルギー政策的にはあまり意味のないこと(石油への依存度を下げるという点では意味があるが、自給率となると変わらない)である。

エタノールの原料に食用作物を使うことによって穀物の価格が上昇している。こんなエタノールはエコでも何でもない。いま捨てている、焼却しているようなものからどんどん作らなければならない。雑草、木竹材、生ごみあたりの繊維を分解して糖を作り、そこからエタノールを作れば良い。効率は今のところあまり良くない。
こういった食物繊維から糖を作るのは畜産分野が得意なはずで、牧草を貯蔵するためにサイロに詰め込んで発酵させている。発酵によってセルロース(細胞壁、いわゆる食物繊維)が分解されて酢酸、プロピオン酸、酪酸などになり、酸性環境になって腐敗を防ぐ。ここで出てくる酢酸からエタノールを作る技術はすでにできているようだ。これができれば糖を経ずに、太陽光の力でエタノールを作ることができるということである。

さらに、牛などの反芻動物の第一胃から第三胃にはたくさんの微生物がいて、そいつらが繊維を分解する能力に長けているのである。この情報も畜産界には蓄積されているはずで、植物の葉や茎からエタノールを作るという課題への貢献になるのではないかと思う。木材を飼料にするために分解しやすくするための処理法のノウハウもある。木材に関してはシロアリの腸内細菌のほうが優れていそうだが。

畜産で蓄積された脂肪酸発酵技術と新しい人工光合成技術を組み合わせればいいと思う。


また、上述の人工光合成技術を使えば生ごみや下水処理場からでるメタンガスをエタノールに変えることもできるということで大変有望な技術であると思う。生ごみ、下水、家畜の糞尿は日本にも余るほどある。これらを使ってエタノールを作り、エネルギーの海外依存を下げていくべきなのだ。

バイオガソリンについて

posted by 大前伍長 at 09:07 | ハノイ ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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