2016年07月27日

アルコールをガソリンに混合する際の媒溶媒

ガソリン・アルコール混合燃料の媒溶劑

戦前に日本は石油に依存しながらも石油の入手性に不安があった。なので、アルコールを醸造してガソリンに混ぜたり、低質な燃料でも高性能エンジンを動かす研究は盛んに行われていた。今、バイオエタノールが注目されている。当時の研究成果は当然活かせるはずである。

上記論文によると、水を含んだアルコールがガソリンに溶けるためには高い温度が必要になる。当時の日本では無水アルコールは大量に生産できない、コストがかかるので94%エタノール(6%は水分)をうまいことガソリンに混ぜる研究である。この場合バイオエタノールというよりも水抜き剤の方が状況が近いかもしれない。アルコール自体水にも油にも溶けるから、それを使って水と油混ぜればいいじゃんっていうのが水抜き剤なんですが、水があるので混ざらなくなるw意味ないんですね。だからさらにつなぎの物質を添加しましょうって話なんです。

エタノール混合ガソリンでも湿気によって含水量が増えてくるとガソリンと水アルコール層に分離することが考えられますから。ちなみに分離すると水アルコール層は重いのでタンクの下にたまります。そしてタンクのガソリン排出口の高さまでその層が達するとエンジンに送られるのは水とアルコールだけという、かなりシビアな環境になってしまいます。たぶん水とアルコールを入れた直後にわしのバイクで起こったスロットルを開けるとエンジンが止まるというのもそれです。

ということで、ガソリンの性能に影響を与えない、ゴムやアルミ合金を侵食しない量の媒溶剤を入れてやればいいわけです。前回紹介した論文では非イオン界面活性剤を入れていました。しかし、その製品ソルゲン40というものは市販されているものではないので入手は困難。今回の論文で使われている物の中で効果的かつ安全性がマシというもはブチルアルコール(ブタノール)でしょうか。これを2%くらい混合してやれば94%エタノールでも多少は混ざってくれると思います。オンラインショップで見られるコーティング薄め液のブタノールは濃度が表記されていないので怪しい。よって手頃に買えるものはないw市販されているベンジンとベンゾールは全く別物なので注意して欲しい。
結果、市販品の中ではイソプロピルアルコールが一番マシそうだということになります。ほとんど分離しますが・・・
ひまし油が良さそうです。すでにアルコール投入済みの場合はもっと親油性の強いオリーブ油。

添加剤の成分見たところSTPのガストリートメントはベンゼン、界面活性剤入ってるのでおすすめですが。あと炎神力はイソプロパノールと界面活性剤が入ってますね。

posted by 大前伍長 at 14:02 | ハノイ ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 水 and/or アルコール混合燃料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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